あの夜 家を抜け出して待ち合わせたバスセンターで「ジョゼ!!」と走ってくる君を見つけた時 本当にわくわくした。バン!走ってきた勢いで思い切りバッグで殴られる。「いてーよ!」「ヤバかった!玄関出る直前でママに見つかった! 待ちなさい!って言われたけどダッシュで振り切ったったww 帰ったらめっちゃ怒られるって絶対ww」「あはははは!」 ・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「なぁジョゼ。夏休みにめっちゃ遠くに旅行行こうや!」終業式の帰りにバスセンターでアイス食ってる時 当時付き合っていた彼女が突然言い出した。「何よその思いつき。めっちゃ遠くってどこよ?」「それを決めに今から本屋に向かいます」高校生の頃 僕達には本当に行き場がなかった。「行き場のない二人」的な90年代Jポップ系の意味ではなく、田舎だから遊ぶ場所、娯楽が本当にないのだ。もちろんTSUTAYAなんてなくて○○書店みたいな普通の本屋のるるぶで「めっちゃ遠く」を探し、決めたのは県北にある温泉街の町だった。「めっちゃ遠く」っていうより「1番近い温泉」じゃないかって言おうとしたけど彼女のテンションの上がりかたがハンパじゃなかったし僕も (ヤベー。女の子連れて外泊とか絶対かーちゃんに怒られるってww)ってわくわくし始めていた。今にして思うと怒られるようなことばかり好んでやっていたし褒められるようなことは何一つしてこなかった気がする。 ・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「ようやく着いたな!」バスで1000円を超える料金を運賃箱に入れた時 本当にとても遠くに来てしまったんだと思った。降り立った見知らぬ町、あまり賑わってない温泉街、どことなく不倫的で不道徳的な空気を纏ったノー・ウェルカム、イエス・クローズドな雰囲気の旅館。僕達は部屋食を食べ、混浴に入り、深夜のちょっと怖い館内を徘徊し、愛の意味も知らないまま沢山じゃれあった。人を愛する意味なんて何ひとつ分かっていなかったけど好きな人に触れたいと思う気持ちは今よりももっと切実だったのかもしれない。次の日の朝チェックアウトの時間になって電話が鳴り彼女が「もう1泊 お泊まりしますのでよろしくお願いします」とずいぶん丁寧な言葉で強引な宿泊予約を入れ結局1泊2日は2泊3日になった。まったく連絡をせず、2日ぶりに家に帰ると彼女んちから電話があったりかーちゃんにめちゃくちゃ怒られたりして散々だったけど今にして思うとあの時本当に行って良かったって思う。あの夜感じた何かが起こりそうな予感や やったらいけないことをやっている感はあの時、あの瞬間にしか感じることができなかったんだから。大人になるとすべてが自由で、誰に怒られることもなく、自己責任でどこにでも行けるようになったけどそれと引き換えに失ってしまった二度と感じられないあの感覚はとても大事なものだった。 ずいぶん怒られたけど僕達は間違ってなんかいなかったんだ。やったらいけないことをちゃんとやれて本当に良かったよって言うと君は笑うかな。 「夏の夜の匂いが好きなんよ。 なんか起きそうな感じするんよ」「ジョゼもそう思うじゃろ?」夜の扉を開けて行こう 支配者達はイビキをかいてる何度でも夏の匂いを嗅ごう 危ない橋を渡って来たんだ夜の金網をくぐり抜け 今しか見ることができないものやハックルベリーに会いに行く 台無しにした昨日は帳消しだあの夜バスの中 二人で聞いたブルーハーツは特別な曲となって今でもたまに口ずさむよ。君もどっかで口ずさんだりしてるかい?

あの夜 家を抜け出して待ち合わせたバスセンターで

「ジョゼ!!」

と走ってくる君を見つけた時 本当にわくわくした。

バン!

走ってきた勢いで思い切りバッグで殴られる。

「いてーよ!」

「ヤバかった!玄関出る直前でママに見つかった!
 待ちなさい!って言われたけどダッシュで振り切ったったww
 帰ったらめっちゃ怒られるって絶対ww」

「あはははは!」


・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・


「なぁジョゼ。夏休みにめっちゃ遠くに旅行行こうや!」

終業式の帰りにバスセンターでアイス食ってる時 当時付き合っていた彼女が突然言い出した。

「何よその思いつき。めっちゃ遠くってどこよ?」

「それを決めに今から本屋に向かいます」


高校生の頃 僕達には本当に行き場がなかった。

「行き場のない二人」的な90年代Jポップ系の意味ではなく、田舎だから遊ぶ場所、娯楽が本当にないのだ。

もちろんTSUTAYAなんてなくて○○書店みたいな普通の本屋のるるぶで「めっちゃ遠く」を探し、決めたのは県北にある温泉街の町だった。

「めっちゃ遠く」っていうより「1番近い温泉」じゃないかって言おうとしたけど彼女のテンションの上がりかたがハンパじゃなかったし僕も (ヤベー。女の子連れて外泊とか絶対かーちゃんに怒られるってww)ってわくわくし始めていた。

今にして思うと怒られるようなことばかり好んでやっていたし褒められるようなことは何一つしてこなかった気がする。


・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・


「ようやく着いたな!」

バスで1000円を超える料金を運賃箱に入れた時 本当にとても遠くに来てしまったんだと思った。

降り立った見知らぬ町、あまり賑わってない温泉街、どことなく不倫的で不道徳的な空気を纏ったノー・ウェルカム、イエス・クローズドな雰囲気の旅館。

僕達は部屋食を食べ、混浴に入り、深夜のちょっと怖い館内を徘徊し、
愛の意味も知らないまま沢山じゃれあった。

人を愛する意味なんて何ひとつ分かっていなかったけど好きな人に触れたいと思う気持ちは今よりももっと切実だったのかもしれない。

次の日の朝チェックアウトの時間になって電話が鳴り彼女が

「もう1泊 お泊まりしますのでよろしくお願いします」

とずいぶん丁寧な言葉で強引な宿泊予約を入れ結局1泊2日は2泊3日になった。

まったく連絡をせず、2日ぶりに家に帰ると彼女んちから電話があったりかーちゃんにめちゃくちゃ怒られたりして散々だったけど今にして思うとあの時本当に行って良かったって思う。

あの夜感じた何かが起こりそうな予感や やったらいけないことをやっている感は
あの時、あの瞬間にしか感じることができなかったんだから。

大人になるとすべてが自由で、誰に怒られることもなく、自己責任でどこにでも行けるようになったけどそれと引き換えに失ってしまった二度と感じられないあの感覚はとても大事なものだった。

ずいぶん怒られたけど僕達は間違ってなんかいなかったんだ。

やったらいけないことをちゃんとやれて本当に良かったよって言うと君は笑うかな。


「夏の夜の匂いが好きなんよ。 なんか起きそうな感じするんよ」
「ジョゼもそう思うじゃろ?」


夜の扉を開けて行こう 支配者達はイビキをかいてる
何度でも夏の匂いを嗅ごう 危ない橋を渡って来たんだ

夜の金網をくぐり抜け 今しか見ることができないものや
ハックルベリーに会いに行く 台無しにした昨日は帳消しだ


あの夜バスの中 二人で聞いたブルーハーツは特別な曲となって今でもたまに口ずさむよ。

君もどっかで口ずさんだりしてるかい?

josegraphy0037 on Flickr.明け方 目が覚めてタバコを買いに玄関を出る部屋に戻る時 まだ寝ている彼女を起こさないようにこっそり戻るんだけど彼女はいつも必ず目を覚ましたパッケージを破って取り出したタバコに火を付けようとするとベッドの中から「外の匂いがする・・」って寝言みたいに呟いて起こさないように音を立てずに行ったのになんで気付くんだろう?って聞くと「音じゃなくて匂いでわかるの」って教えてくれたタバコを買いに行く時 いつも外の空気を匂ったけれど僕にはどうしても外の匂いなんて分からなかったなんだかくやしくて聞かなかったけれど外の匂いってどんな匂いか聞いとけばよかったよあれからずいぶん経ったのにベッドの中で「知らないの?」って笑う君の笑顔が眼に浮かぶ

josegraphy0037 on Flickr.

明け方 目が覚めてタバコを買いに玄関を出る

部屋に戻る時 まだ寝ている彼女を起こさないようにこっそり戻るんだけど
彼女はいつも必ず目を覚ました

パッケージを破って取り出したタバコに火を付けようとするとベッドの中から

「外の匂いがする・・」って寝言みたいに呟いて

起こさないように音を立てずに行ったのになんで気付くんだろう?って聞くと

「音じゃなくて匂いでわかるの」って教えてくれた

タバコを買いに行く時 いつも外の空気を匂ったけれど僕にはどうしても外の匂いなんて分からなかった

なんだかくやしくて聞かなかったけれど
外の匂いってどんな匂いか聞いとけばよかったよ

あれからずいぶん経ったのに

ベッドの中で「知らないの?」って笑う君の笑顔が眼に浮かぶ

josegraphy0119 on Flickr.
色々考えて良い写真を撮ろうとあれこれするとだいたい失敗する。きっとありのままで美しいものに手を加え汚してしまうから失敗するんだろう。まだ写真に何かを求めているのか。まだ写真で何かを表現しようだなんてかっこつけているのか。「ジョゼはかっこつけすぎなんだよホント。そのままで良いんだよそのままで(笑)」キザな僕をいつも笑うあの子にずいぶん腹を立てたけど、大事なことを教えてくれてたんだなって今になって気が付いた。なんも考えずに撮った写真がけっこう良いんだ。そのままにしてれば良かったんだなぁって、やっと気が付いたよ。

josegraphy0119 on Flickr.

色々考えて良い写真を撮ろうとあれこれするとだいたい失敗する。

きっとありのままで美しいものに手を加え汚してしまうから失敗するんだろう。


まだ写真に何かを求めているのか。

まだ写真で何かを表現しようだなんてかっこつけているのか。


「ジョゼはかっこつけすぎなんだよホント。そのままで良いんだよそのままで(笑)」

キザな僕をいつも笑うあの子にずいぶん腹を立てたけど、大事なことを教えてくれてたんだなって今になって気が付いた。

なんも考えずに撮った写真がけっこう良いんだ。

そのままにしてれば良かったんだなぁって、やっと気が付いたよ。

josegraphy0099 on Flickr.
「これ社長が取引先の方から頂いたチケットだからお前今度の休みに絶対行けよ」以前勤めていた会社で部長にマリンメッセで開催される西部ガスのガス展のチケットを気が弱くて断れない僕は2枚ももらった。あまりにも横柄な言い方に頭にきたけれどその【取引先の方】というのが社長の行き着けのスナックのママだということを黙っていた僕はわりと大人だと思う。(その日社長のお供担当でスナックに同席していて一部始終を見ていた)人付き合いがめんどくさくて友達が全然いないのでこんな時本当に困る。普段電話なんかほとんど出ない僕の電話に出てくれるのはやっぱりキャバクラのおねーちゃんくらいしかいないわけで。「ふぅん。同伴してくれるんだったら別にいいけど。 アタシ、ガスとかけっこぅ好きだし」電話に出たエリカはいつも通りどうだってよさそうな口調だったけど11月の寒空の下、さぶいさぶいと言いながら2人で出掛けたガス展はけっこぅな賑わいだった。あれやこれや見てまわった後、埠頭の自動販売機で冷たいコーヒーを買って飲んでると「こんなに寒いのに冷たいコーヒー飲むなんて変わってるね」ってエリカは笑った。常識人ぶった言い回しが頭にきたからその後ポートタワーに登って展望室の望遠鏡に100円入れて覗き込む彼女に「望遠鏡に100円入れるヤツとか初めて見たよね」って言い返してやった。きっと僕が冷たいコーヒーを当たり前に買ったのと同じようにエリカもここに来たら当たり前に望遠鏡を覗き込んでいるんだろう。一瞬何のことか分からないような表情をして「んべー」って顔をした。望遠鏡なんかもう随分見ていないしそこに写るものにもたいして興味がなかったんだけどあまりにも真剣に覗いている姿に段々気になってきて見せてくれと頼んだり強奪しようと試みたんだけど結局最後まで見せてくれなかった。天神行きの帰りのバスの中でさっき何見てたの?って聞くとエリカは「明日だよ」って言って笑っていた。真冬に震えながら冷たいコーヒーを買う僕も望遠鏡を見つける度に100円を入れて明日を見ているキャバ嬢も僕達は皆どこか変わっている。考え方とか見ているもの、やっている仕事も違って皆それぞれの世界やそれぞれの正しさを持っている。それは何かのきっかけで重なることもあるしどうしようもなく分かり合えないこともあるのだろう。強く手を繋いで信じあえていたのに離れてしまうことがあるのなら 他にすることがないからくらいの理由で会っていた僕達が何かの瞬間深く繋がってもおかしくはない気がした。薄情な僕が言う「愛しているよ」も嘘つきなエリカが言う「また来てね」も、いつだって嘘っぽくてひどくうすっぺらだったけど、あの日のタワーからの眺めや夕日の色、触れ合う肩や口ずさんだ歌
、そのひとつひとつに含まれていた温もりだけはきっと嘘じゃなかったんだ。

josegraphy0099 on Flickr.

「これ社長が取引先の方から頂いたチケットだからお前今度の休みに絶対行けよ」

以前勤めていた会社で部長にマリンメッセで開催される西部ガスのガス展のチケットを気が弱くて断れない僕は2枚ももらった。

あまりにも横柄な言い方に頭にきたけれどその【取引先の方】というのが社長の行き着けのスナックのママだということを黙っていた僕はわりと大人だと思う。
(その日社長のお供担当でスナックに同席していて一部始終を見ていた)

人付き合いがめんどくさくて友達が全然いないのでこんな時本当に困る。

普段電話なんかほとんど出ない僕の電話に出てくれるのはやっぱりキャバクラのおねーちゃんくらいしかいないわけで。

「ふぅん。同伴してくれるんだったら別にいいけど。
アタシ、ガスとかけっこぅ好きだし」

電話に出たエリカはいつも通りどうだってよさそうな口調だったけど11月の寒空の下、さぶいさぶいと言いながら2人で出掛けたガス展はけっこぅな賑わいだった。

あれやこれや見てまわった後、埠頭の自動販売機で冷たいコーヒーを買って飲んでると「こんなに寒いのに冷たいコーヒー飲むなんて変わってるね」ってエリカは笑った。

常識人ぶった言い回しが頭にきたからその後ポートタワーに登って展望室の望遠鏡に100円入れて覗き込む彼女に「望遠鏡に100円入れるヤツとか初めて見たよね」って言い返してやった。

きっと僕が冷たいコーヒーを当たり前に買ったのと同じようにエリカもここに来たら当たり前に望遠鏡を覗き込んでいるんだろう。一瞬何のことか分からないような表情をして「んべー」って顔をした。

望遠鏡なんかもう随分見ていないしそこに写るものにもたいして興味がなかったんだけどあまりにも真剣に覗いている姿に段々気になってきて見せてくれと頼んだり強奪しようと試みたんだけど結局最後まで見せてくれなかった。

天神行きの帰りのバスの中でさっき何見てたの?って聞くとエリカは「明日だよ」って言って笑っていた。

真冬に震えながら冷たいコーヒーを買う僕も望遠鏡を見つける度に100円を入れて明日を見ているキャバ嬢も僕達は皆どこか変わっている。

考え方とか見ているもの、やっている仕事も違って皆それぞれの世界やそれぞれの正しさを持っている。

それは何かのきっかけで重なることもあるしどうしようもなく分かり合えないこともあるのだろう。

強く手を繋いで信じあえていたのに離れてしまうことがあるのなら 他にすることがないからくらいの理由で会っていた僕達が何かの瞬間深く繋がってもおかしくはない気がした。

薄情な僕が言う「愛しているよ」も嘘つきなエリカが言う「また来てね」も、いつだって嘘っぽくてひどくうすっぺらだったけど、あの日のタワーからの眺めや夕日の色、触れ合う肩や口ずさんだ歌 、そのひとつひとつに含まれていた温もりだけはきっと嘘じゃなかったんだ。

josegraphy0108 on Flickr.
けれどその日見たものをただ撮りたいだけでそこに何の意味も持たせたくないこともある。写真が好きとか、カメラに詳しいとか、上手いとか下手とか。そういう何もかもを無視して淡々と写真を撮り続けていきたい。 
それはきっとただ瞬きするような自然な行為に近いから。

josegraphy0108 on Flickr.

けれどその日見たものをただ撮りたいだけで
そこに何の意味も持たせたくないこともある。

写真が好きとか、カメラに詳しいとか、上手いとか下手とか。
そういう何もかもを無視して淡々と写真を撮り続けていきたい。

それはきっとただ瞬きするような自然な行為に近いから。

josegraphy0106 on Flickr.
【原風景】人の心の奥にある原初の風景。懐かしさの感情を伴うことが多い。また実在する風景であるよりは、心象風景である場合もある。個人のものの考え方や感じ方に大きな影響を及ぼすことがある。ここは自分が通った中学校のグラウンド入り口で奥に見えるのは職員室からもれる明かりなんだけど中学の頃何人かの男子はこの電話ボックスから好きな女の子に電話を掛けてデートに誘ったりしたし何人かの男子は夜中に忍び込んで肝試しをしたりした。そんな思い出がなんやかんや今でも残っている。この写真を見ていることは青春の残り火みたいなそれらを見ていることに等しく言葉にできない感情が胸いっぱいに広がり出す。懐かしさ、ぬくもり、恋しさ、切なさ、後悔。楽しかった思い出だけじゃなくひどく憂鬱でメランコリックなものも同時に存在するから見つめていると胸が張り裂けそうになるんだろう。いつだって誰かに見せるために撮ってるんじゃなくて自分が満足するために撮っているんだけどいつの日か誰かの胸が張り裂けるような写真を撮りたい。そのために懐かしさや切なさという感情に訴える力が必要なんだ。

josegraphy0106 on Flickr.

【原風景】
人の心の奥にある原初の風景。懐かしさの感情を伴うことが多い。
また実在する風景であるよりは、心象風景である場合もある。
個人のものの考え方や感じ方に大きな影響を及ぼすことがある。

ここは自分が通った中学校のグラウンド入り口で奥に見えるのは職員室からもれる明かりなんだけど中学の頃何人かの男子はこの電話ボックスから好きな女の子に電話を掛けてデートに誘ったりしたし何人かの男子は夜中に忍び込んで肝試しをしたりした。そんな思い出がなんやかんや今でも残っている。
この写真を見ていることは青春の残り火みたいなそれらを見ていることに等しく言葉にできない感情が胸いっぱいに広がり出す。
懐かしさ、ぬくもり、恋しさ、切なさ、後悔。
楽しかった思い出だけじゃなくひどく憂鬱でメランコリックなものも同時に存在するから見つめていると胸が張り裂けそうになるんだろう。

いつだって誰かに見せるために撮ってるんじゃなくて自分が満足するために撮っているんだけどいつの日か誰かの胸が張り裂けるような写真を撮りたい。
そのために懐かしさや切なさという感情に訴える力が必要なんだ。

josegraphy0103 on Flickr.
天国みたいでしょう。

josegraphy0103 on Flickr.

天国みたいでしょう。

josegraphy0102 on Flickr.
【パラレルワールド】記憶の中に存在している世界(思い出)をパラレルワールドとした場合の入口となる場所。 アイスクリームを売っている。何処かに存在するというニュアンスで語られる事が多く、それがいつも理解出来なかった。だってそれは心の中に常に存在していて、人はその世界を自由に行き来出来るじゃないか。ほら、見てみろよ。

josegraphy0102 on Flickr.

【パラレルワールド】記憶の中に存在している世界(思い出)をパラレルワールドとした場合の入口となる場所。 アイスクリームを売っている。

何処かに存在するというニュアンスで語られる事が多く、それがいつも理解出来なかった。だってそれは心の中に常に存在していて、人はその世界を自由に行き来出来るじゃないか。

ほら、見てみろよ。

josegraphy0100 「day dream」 on Flickr.

josegraphy0100 「day dream」 on Flickr.

josegraphy0092 on Flickr.
缶コーヒー買いに外に出たらなんか消防車のホースが干してあった。ホースの絡まり方とかラインの色と空の色。そういうのがなんとなく綺麗で撮ったんだけど。遠くに行かなくても作り込まなくても綺麗な瞬間や光景ってすぐ目の前にちゃんとある。
ほんとうになんでもない日常の中に圧倒的なさりげなさで存在するから気付かなくて踏んづけたり蹴飛ばしたりしてしてしまうけれど早く週末になんないかなってやりすごす水曜日くらいにもそれはちゃんと存在する。難しい写真論は分からないから そういう瞬間を見つけて ただシャッターを押すだけなんだけどとにかくそういうのを写していこうって思ったんだ。

josegraphy0092 on Flickr.

缶コーヒー買いに外に出たらなんか消防車のホースが干してあった。
ホースの絡まり方とかラインの色と空の色。
そういうのがなんとなく綺麗で撮ったんだけど。
遠くに行かなくても作り込まなくても綺麗な瞬間や光景ってすぐ目の前にちゃんとある。


ほんとうになんでもない日常の中に圧倒的なさりげなさで存在するから気付かなくて踏んづけたり蹴飛ばしたりしてしてしまうけれど早く週末になんないかなってやりすごす水曜日くらいにもそれはちゃんと存在する。

難しい写真論は分からないから そういう瞬間を見つけて ただシャッターを押すだけなんだけどとにかくそういうのを写していこうって思ったんだ。

josegraphy0096 「sayonara sunset dream」 on Flickr.
伝えられなかった「ごめんね」や「ありがとう」行き場を失い宙を舞う感情達が消えてしまわないように

josegraphy0096 「sayonara sunset dream」 on Flickr.

伝えられなかった「ごめんね」や「ありがとう」
行き場を失い宙を舞う感情達が消えてしまわないように

josegraphy0101 「忘却」 on Flickr.
思い出せない様 記憶の断片

josegraphy0101 「忘却」 on Flickr.

思い出せない様 記憶の断片

josegraphy0094 on Flickr.
コツコツコツ・・・カシャン。・・・・・・。コツコツコツ・・・いつの間にか あの子の足音まで耳はおぼえていた。「合鍵はドアの郵便受けから入れとくね」だからあの夜も君が僕の部屋まで来るのがわかったよ。鍵を開けていつもみたいに入ってきてよと願ったけれどカシャンという冷たい金属音がして彼女がもう二度とこの部屋のドアを開けることはないんだってことを理解した。あの時君は歩き出すまでの間に何を思っていたんだろう。ドアの前でいつものようにポケットの中の合鍵を探すかわりに答えを探しているみたいだった。二人が一緒にすごしてきた時間はなんだったんだろうと記憶の中を探していたの?

josegraphy0094 on Flickr.

コツコツコツ・・・
カシャン。
・・・・・・。
コツコツコツ・・・

いつの間にか あの子の足音まで耳はおぼえていた。

「合鍵はドアの郵便受けから入れとくね」

だからあの夜も君が僕の部屋まで来るのがわかったよ。

鍵を開けていつもみたいに入ってきてよと願ったけれどカシャンという冷たい金属音がして彼女がもう二度とこの部屋のドアを開けることはないんだってことを理解した。

あの時君は歩き出すまでの間に何を思っていたんだろう。

ドアの前でいつものようにポケットの中の合鍵を探すかわりに答えを探しているみたいだった。

二人が一緒にすごしてきた時間はなんだったんだろうと記憶の中を探していたの?

josegraphy0090 on Flickr.
いらないガラクタじゃなくて 誰かの大切な思い出
雨や埃で汚れていくけれど思い出はあの日のまま

josegraphy0090 on Flickr.

いらないガラクタじゃなくて 誰かの大切な思い出

雨や埃で汚れていくけれど思い出はあの日のまま

josegraphy0026 on Flickr.
水面に反射する光は思い出の美しさがキラキラしていて感光している白い部分はもう思い出せないこと。 思い出みたいな曖昧さが出ててとても好きな1枚。ただ感光してしまっただけの失敗写真なんだけど。まだそんなに長く生きてないんだけどそれでもけっこぅ膨大な時間が流れて思い返せば色んな出来事があった。幼い頃両親に連れていってもらった動物園。遊園地やデパート、なんでも良んだけどその瞬間ってすげーキラキラしてた。今じゃパソコンのしすぎで常に充血している僕の瞳もきっとキラキラしてた。それなのにその時のことを思い出そうとしてもうまく思い出せない。なんていうか忘却の彼方。大切なことをどうしようもなく忘れていってしまう悲しさとかその儚さと美しさ。そういうことが誰かに伝わりますように。

josegraphy0026 on Flickr.

水面に反射する光は思い出の美しさがキラキラしていて
感光している白い部分はもう思い出せないこと。 

思い出みたいな曖昧さが出ててとても好きな1枚。
ただ感光してしまっただけの失敗写真なんだけど。
まだそんなに長く生きてないんだけどそれでもけっこぅ膨大な時間が流れて思い返せば色んな出来事があった。
幼い頃両親に連れていってもらった動物園。
遊園地やデパート、なんでも良んだけどその瞬間ってすげーキラキラしてた。
今じゃパソコンのしすぎで常に充血している僕の瞳もきっとキラキラしてた。
それなのにその時のことを思い出そうとしてもうまく思い出せない。
なんていうか忘却の彼方。
大切なことをどうしようもなく忘れていってしまう悲しさとかその儚さと美しさ。

そういうことが誰かに伝わりますように。